2010年9月11日土曜日

論文修正作業

お昼から橋本さんと英語論文の修正作業.タイミングが良いのか悪いのか
この日までに3本の論文修正が入っていたので,議論しながら進められました.
日本とイタリアでメールのやり取りはできますが,
細かい部分はやはり会って話さないとダメですね.
それでも翌週月曜〆切の校正作業は何とか目処が立ちましたが,
あと2本はリスボンへ持ち越しに.議論できる分,時間が経つのも早いです.



途中で気分転換に近くの市場を散策.今回はいままで行ったことのなかった
ゾーンまで足を伸ばしたのですが,やはり魚介系はどこにも売っていませんでした.
やはりトリノはウサギやイノシシなどの獣肉がメインのようです.
その後,橋本さんが好きそうなトリノのディープな下町を歩き,
GROMのジェラートを体験してもらいましたが,おいしかったでしょうか?



夜は前に訪れたPorta di Poを英語で予約し,その前にモーレ・アントネッリアーナへ.
昼間は2度上った展望台ですが,夜上るのは初めてのこと.
トリノの夜景は,派手さはないですが,品のある穏やかなものでした.
昼よりは混雑していなかったので,トリノの別の顔がみたい人にはお勧めのスポットです.
(写真に小さく月と金星が写っています.クリックして拡大したらクッキリと見えます)



Porta di Poには今日も日本人スタッフがいて,
橋本さんはせっかくだからとメニューをすべて教えてもらっていました.
おかげで私もすっかり勉強になりました.


本日のワイン.ピエモンテの赤です.


橋本さんがオーダーしたメイン.鶏肉を徹底的にたたいてつぶしたものらしいです.


私がオーターしたメイン.オーソドックスなローストビーフ.

料理もおいしく,ビールとワインが進んでレストランを後にしたのが0時過ぎ.
リスボンに行くために明日の7時にはトリノを発たないとならないのに,大丈夫なのでしょうか?
次回からは複雑系会議であるECCS'10参加のために滞在したリスボン編をお送りします.

2010年9月10日金曜日

サイエンティフィック・ディスカッション

前日の深夜に橋本さんがトリノに到着され,
今日はお昼から自宅近くのピッツェリアにて一緒にランチ.
このお店はMatteoからおいしいと聞いていたのですが,
これまで一度も訪れたことがありませんでした.





ランチメニューで7.20ユーロとなかなかの安さ.
橋本さんがオーダーしたパスタは通っていませんでしたが,
予想以上にピザとサラダの量が多かったので,ちょうどよいくらいでした.
ランチの最中には私の近況を話したり,中間審査や夏合宿の様子を聞いたりして
時が経つのを感じましたが,まだトリノに来てから2ヶ月しか経っていないんですよね.
私の中ではもう1年くらい居る感じなのですが(笑).

16時からTerna先生とMatteoを含めたミーティングをするということで,一路トリノ大学へ.
ミーティングにはUgoもいて(事前に聞いていませんでした),
やっぱりTerna先生と親しかったことが判明.世の中はやはり狭いです.



ミーティング前にTerna先生からピエモンテのカフェ本をいただきました.
ピエモンテにあるカフェの由来や写真が載っている素敵な本です.
きれいな包装もしていただき,ありがとうございました.

Ugo→Terna先生→橋本さんの順で最近の研究内容について紹介されました.
Terna先生のお話は一度聞いていたものでしたが,Ugoの研究は初めて聞きました.
専門の数学だけにとどまらず,心理学やマネジメントにまで
手を広げているのには感心させられます.
橋本さんが紹介された辻野くんの研究もグッと内容が進展していて驚かされました.



夜はこのメンバでディナーへ.その前にカステッロ広場前のカフェMulassanoで軽く一杯.
MulassanoはTerna先生からいただいた本にも掲載されている名店で,
特にサンドイッチがおいしいと評判とのこと.
小さいながらもきらびやかな装飾で,さながら宝石箱のようなお店でした.





Terna先生が連れて行ってくださったお店は,和食もあるレストラン.
イタリアでsushiを食べてみるのもいいかと思ったのですが,
まだまだ和食に回帰するのは早い!ということでパスタを食べました.
橋本さんと私以外は皆さん和食を楽しんでいましたが...



ワインも進み,私も見知った友人がいたので楽しいひとときでした.
ここはTerna先生にご馳走になり,Grazieとお礼を伝えました.
皆さんにご馳走になってばかりなので,私もそろそろお返しをしないといけませんね.

Photos by T. Hashimoto

2010年9月8日水曜日

破損続出

ここ最近自宅において,いくつかのトラブルを抱えていました.

ひとつはシャワーヘッドの破損.床に落としてしまったときに
中のネジが折れてしまったらしく,水が出る部分の蓋が壊れて閉まらなくなってしまいました.
緊急措置としてセロハンテープでグルグルとめていたのですが,
水が滝のように流れてきて,修行僧のようにシャワーを浴びていました.

もうひとつは室内の電球のバースト.ある日突然「パーン」という
音とともに室内が真っ暗に!室内のあらゆる電源が一斉に落ちたので,
停電かと思ったのですが,他の家の電気は消えていない模様.
パソコンの明かりを頼りにブレーカーを戻すと電気が戻りました.
ですが,すぐにまたブレーカーが落ちてしまうというその繰り返し.

最初にパーンと音がしたところを調べるてみると,電球が焼け焦げて割れてました.
ずっと点灯させていたわけでもないのですが,電球にかなりの負荷がかかっていたようです.
幸いにも照明はいくつかあるので,暗闇の中で生活するということにはなりませんでしたが,
事前にブレーカーの場所を聞いていなかったら復旧すらさせることができなかったでしょう.

新学期になり,Matteoに会えたので替わりのものを買えるお店に連れてきてもらいました.
お店は大学のすぐ近くにある雑貨屋さんみたいなところで,
シャワーヘッドは8ユーロ,電球は2.5ユーロで購入することができました.
シャワーヘッドは50ユーロ以上を覚悟していたので,ひとまず安くすんで助かりました.

しかし,自宅に戻ってから電球を交換しても明かりは回復しませんでした.
きっと中の配線がいってしまったのでしょう.さて,大家さんには何と説明したらいいのだろうか.

この調子だと近いうちにまた何かしらのトラブルが起こりそうです.
安寧な生活を送りたいところですが,異国でそれを望むことは難しいのでしょうね.

2010年9月6日月曜日

新学期

9月に入り,トリノは気温が20度前半の過ごしやすい日々が続いています.

今日は大学で何かの試験ががあったようで,校内に立ち入ることができませんでした.
正門前にはいつも見ない警備員が立っていて,通り過ぎようとしたら静止させられました.
イタリア語で説明されてもわかならないので,英語で話しかけたら,これまた要領を得ません.
単語から試験があるっぽいことまではわかったのですが,仕方ないのですごすごと退散.

帰宅して大学のサイトを見てみると,どうやら今日は新入生のための試験の日だったようです.
今日から新学期が始まったようなので,しばらくはそのための行事も続くみたいです.

夜は9月からアンコーナに派遣されている東北大の浅沼さんと電話でお話しました.
さっそく携帯電話を手に入れられたようで,その行動力に尊敬の眼差しです.
互いの近況を伝えあったり,情報を交換したり,
ようやくイタリアで日本人の知り合いができました(元々知り合いでしたが).
ちなみにリストランテの日本人ウェイターさんからはいまだに連絡なしです(涙).

ただし,アンコーナはトリノから電車で5,6時間はかかるので,
滅多なことではお会いできませんが...
近いうちにトリノを訪れたいと言ってくださっているので,
寒くならないうちにお越しくださればと思っています.
私がアンコーナに行くっていうのも良いかもしれませんね.

2010年9月3日金曜日

リカリカ

私は携帯電話とモバイルキーのそれぞれにSIMカードを持っていて,
料金の支払いはSIMカードごとにチャージをすることで行えます.

チャージはイタリア語で「ricarica(リカリカ)」と言います.
この単語をもとにキャリアのサイトのイタリア語を翻訳しながら,
7月に携帯電話のチャージをネット経由で行いました.

しかし,今月になって残高が少なくなっていたモバイルキーの
チャージをしようとネットから試みるも,どうしてもチャージができません.
クレジットカードを替えたり,Paypal経由に替えたり,いろいろ試してみたのですが,
なぜかチャージが受け付けられないという表示がでます.

このままだと自宅でネットが使えなくなってしまうので,
タバッキに行ってチャージしてもらうことにしました.

少し前までは,チャージ専用のカードを買って,
カードに書かれた暗証番号をSMSで送ってチャージするという方法だったそうですが,
いまはチャージ金額とキャリア,そして携帯番号を伝えれば,
その場でチャージできるそうです.

イタリア語でWIND(キャリア)のモバイルキーに30ユーロをチャージしたいと伝えると,
イタリア語で何やらあれこれと返されました.どうも30ユーロのチャージはできない模様.
25ユーロだったらチャージできると言われたので,
その金額でお願いして,私のモバイルキーの電話番号を紙に書いて伝えました.
10までの数字は言えるようになったのですが,ここで間違えたら水の泡なので確実にと.

お店のおばちゃんが機械に番号を打ち込んで,お金を支払って,あっさりとおしまい.
自宅に戻って残高を見てみると,きちんと25ユーロがチャージされてました.
ここ数日苦しんでいたことがあっさりと解決.実に簡単でした.

うまくイタリア語を話せないので,どうも対面交渉を敬遠しがちですが,
ときには意を決して片言ながらも挑戦しないといけませんね.
これでまたひとつ大人の階段をのぼりました(笑).

でも,どうしてネットからチャージできなかったのだろう.謎は深まるばかり.

2010年9月2日木曜日

セッション

Ugoから妻と友人とロックバントをするので遊びに来ませんかとのお誘いがありました.
ぜひ聴いてみたい!と返事をすると,あろうことか一緒に演奏しようとのこと.
しかしながら,私はボーカルはおろか,ギターもベースも弾いたことがないと言うと,
「大丈夫,ボタンを押すだけの簡単な演奏だから:D」
まさか!!!テレビゲームですか?

Ugoの自宅は大学のすぐ近くにあるのですが,地図を片手に右往左往.
携帯でナビゲートしてもらって,ようやくたどり着くことができました.

手土産にUgoが欲しがっていた日本語の本と和てぬぐいをプレゼント.
さっそく飾ってくれたので,日本から取り寄せたかいがありました.

この日は彼の友人のAlessandroも一緒で,またひとり友人ができました.
イタリア人は相手のことを知ってようが知るまいが関係なく,
友人を連れてくるので,こうやって知り合いがどんどん増えていきます.
人見知りだと結構つらいものがありそうですが...

夕食にピザを食べることになり,近くのピザ屋さんでテイクアウト.
Ugo曰く,このビザ屋はトリノでも1,2を争うナポリピザのお店だと.
確かに店内は20時で既に満席状態.モチッとしたリングがおいしそうです.



じゃーん,このサイズで7ユーロ.
日本でいかに高いピザを食べさせられているかを思い知ります.
お,お,おいしい.ミラノでも薄焼きのピザを食べましたが,
こっちのほうが食べ応えがあって私は好きかも...
Alessandroは耳だけを残して中だけを食べていましたが,
こういう食べ方は初めて見ました.



Alessandroは,私よりも年下だと思ったら,なんと33歳.
運転していても,よく警察に止められて免許証見せろと言われると嘆いていました.
私は「25歳か?」と言われましたが,どうも総じて日本よりも若く見られがちです.
彼らにとって東洋人の年齢を見分けるのは難しいのかもしれません.



Ugoと奥さんのMarianna,Ugo仕込みの日本語をたまに話してくれます.
MariannaもAlessandroも英語が上手.もっと私も鍛えなければ...

食事が終わって,「演奏しに行こう!」と身支度を調えて始めたので,
自宅でゲームをするのでは?と思っていたら,
Ugoの自宅近くの怪しい地下室へといざなわれました.



え,何ここ?まさか監禁でもされるのでは?「秘密の洞窟さ」と笑いながら言うUgo.



おー,そこは防音設備が整った地下室でした.近所に別で借りているようです.
ピアノから筋トレマシン,しかもホームシアターまで備わっている.Ugo,あなたは何者?



豪華地下室でプレイするゲームはXboxの「Guitar Hero」.大画面で何という贅沢でしょう.



ギターの形をしたコントローラを身につけ,セッション開始.
Rolling StonesやKISS,Bon Joviといった楽曲を
ボーカル,ギター,ベース,ドラムの4人に別れて演奏します.私はギターを担当.

音ゲーだったらまかせてください.すぐにコツを掴んで華麗なる(?)演奏を披露.
「Shigeto,あなたはモンスターですか」,Ugoも驚愕.
初めてゲームをやってきたことが役に立った瞬間です(笑).



ノリノリのMarianna,彼女もドラムが超絶上手い.
何曲くらい弾いたのでしょうか,Ugoも歌いまくって喉がガラガラのようでした.

0時過ぎまでお邪魔し,ピザをおみやげにもらって帰路につきました.
9月からは授業が始まるのもあって,彼はとても忙しくなると言っていましたが,
時間ができたらまた誘って欲しいと頼んでおきました(図々しい).
イタリア語も教えてくれると言っていたので,こちらも日本語を教えると共に
研究の話もできたらいいなと思っています.今夜は熱く,そして激しい夜でした.

P.S.8月2日の「サルデーニャ 後編」にビーチテニスの動画をアップしておきました.
サルデーニャのビーチの雰囲気が少しでも伝われば幸いです.

2010年8月24日火曜日

同窓会

8月12日から10日間ほど大学が夏休みのためロックアウトとなり,
その間外部とはほとんど交流がありませんでした(買い物と散歩くらい).
自宅のネットも通信速度が回復したのですが,
先月のような悲劇を起こさないために
通信容量を気にしながら切ったり繋いだりの繰り返し.
論文ひとつを落とすにも気を遣う日々でした.

そんな中,先週末に東京で高校時代の山岳部の同窓会が開催されたようです.
高校の山岳部は,いま思い返すとなかなかハードなところで,
泊まり込みの縦走山行から沢登り,クライミング,山スキーと
山でのありとあらゆる楽しい部分と厳しい部分の両方を私に教えてくれたところです.

同窓会の話が来たのが今年の5月ごろで,今回は先輩をはじめ,
当時の顧問の先生も来られるということで,どうしても行きたかったのですが,
8月は私がトリノにいることから,泣く泣く諦めました.

picasaにアップされた同窓会での写真を見ながら
やはりひとつテントの下,同じ釜の飯を食べた仲間との絆は深く,
時には先輩も後輩も関係なく,語り合った日々を懐かしく思うわけです.
よく「なぜ山に登るの?」と聞かれたものですが,頂上を極めた時の達成感もそうですが,
やっぱり仲間たちと一緒に登るから山は楽しかったんだなと.

ロックアウトで人と話していなかったせいか,
ちょっとノスタルジックな思い出に浸ってしまいました.
明日は科研のスカイプミーティング.夏休み気分を抜いて研究に邁進しましょう.