2010年7月15日木曜日

居室

今日は大学での私の居室を紹介します.
部屋の広さは橋本研の助手部屋と同じくらいでしょうか.
冷房完備で鍵も渡されています.パソコンはありませんが,
新品のスキャナーとコピー機は自由に使えます.



ちなみにこの部屋は他の研究者との共用です.
私の居室は私以外に3名が使用していますが,いずれも女性です.
彼女たちは曜日によって来る日がそれぞれ違うので,
非常勤講師みたいなことをしているのだと思います.
学生も頻繁に彼女たちに質問しに来ていますし.
そういうわけで,学生たちが来ないときには集中して研究できるのですが,
学生が質問に来ると,ちょっと集中力がそがれます.



私がいるフロアには学生の居室はありませんが,
学生たちが先生と話をしたり,スタッフ同士が歓談するスペースはあります.
院生がどこにいるのかいまだにわかりせんが,それらしき人たちが
たまにこのスペースでたむろっています.



居室の入口にも最近私の名札がつきました.
他の研究者の名前の前には博士であることを示すDOTT.が付いていますが,
私だけPhDです.どの部屋を見渡しても全員DOTT.が付いているので
非常に違和感があるのですが,これはどういう違いなのでしょうかね.
イタリアの学位取得の仕組みなど,いろいろ知らないことが多いので
そういう部分もおいおい同僚たちに聞いていきたいと思います.

2010年7月13日火曜日

再会

3月にシチリアのパレルモで開催された国際会議に参加した後,
Matteoに会うためにパレルモからトリノへ飛行機で移動していたときのこと.
同じ飛行機にパレルモの国際会議で見かけた研究者が乗っており,
着陸後に日本語で「こんにちは」と話しかけられました.
会議中はまったく話さなかったのですが,挨拶程度にどちらの大学ですか?と聞くと,
トリノ大学の所属だという.びっくりして何学部ですか?と聞くと経済学部だという.
受入研究者のTerna先生を知っていますか?と聞くと,これまた知り合いだという.
しかもMatteoも知っており,彼とは友人だという.
慌てて名刺交換して電話番号も教えてもらって,彼とは空港でお別れしたのですが,
それから日本に帰国してからも彼とはまったく連絡も取っていませんした.



先日,Matteoが彼を私のオフィスに連れてきてくれ,感動の再会を果たすことができました.
Matteoが彼に私がトリノに滞在していることを連絡してくれたみたいです.
彼の名前はUgo,数学者でトリノ大学の准教授です.年齢は私より10歳くらい上でしょうか.
彼のオフィスにも遊びに行ったりして,どういうわけか私と馬が合うみたいです.
彼は日本人とも共同研究したことがあるみたいで,日本語を少し知っています.
たまに怪しい日本語を繰り出すのですが,それもご愛敬といったところでしょうか.
彼から論文をもらったのですが,難解な数式がいっぱいで私には手に負えませんでした.
ですが,どのようなことを理解しようとして研究しているか,
そういうところは互いに議論して理解し合えたらなと思っています.

彼が私を自宅へ招待してくれたので,近いうちにお呼ばれしてきます.
7月はアメリカとイギリスに行くそうなので,自宅に行くのは8月になりそうです.
ちょっとした偶然から友人ができるなんて,なんか素敵なことだと思いませんか?

2010年7月12日月曜日

歯医者

七夕あたりから左前歯の歯茎が痛み出し,すぐに治るだろうと放置していたら
痛みが和らぐどころか,一晩寝られないくらいの痛みに変化していきました.
出発前に契約した保険会社に連絡したところ,歯の治療だけは出発後90日経たないと
保険の適用外だと言われました.せっかく歯科保険にも加入したのに
すぐに使えないとは,まったくもって保険の意味がありません.

保険会社のほうで歯科医を紹介してくださるとのことでしたが,
トリノでは日本語はおろか英語のできる歯科医も紹介できないとのこと.
イエローページで近くの歯科医を探して予約取りましょうか?と言われたのですが,
さすがにこれはお断りしました.海外で腕の悪い医者に当たったら最悪ですから...

この件についてMatteoに相談したところ,彼のかかりつけ医がとても親切で
腕も良いので予約を取ってあげるということになり,さっそく次の日に行くことになりました.
自宅と大学のちょうど中間地点にあるOrazio Antinori通りのDott. Menicucci先生.
ひとりだったので間違いがないかドキドキしながら行きましたが,
呼び鈴を鳴らすとすぐに人なつっこい笑顔で私を迎え入れてくださいました.



幸いにも英語でコミュニケーションが取れたので,すぐに状況を説明することができました.
院内はすごくきれいで,落ち着いた雰囲気.早速レントゲンを撮ってもらい診察を受けると
歯の中が化膿していてそれが痛みの原因であることが判明しました.
診療の見積をみて,正直払うのが厳しいなと思ったのですが,背に腹は代えられません.
次の日から2日に分けて歯医者に通うことになりました.

治療は神経を抜いたりしたので,涙が出るほど痛かったのですが,
それ以外はまったく痛みもなく,その日以降歯茎の痛みもまったくなくなりました.

国内の健康保険を適用するために先生に証明書を書いてもらうようお願いしたら
英語で丁寧に書いてくださいました.結構な金額を支払ったので,この証明書で
日本で保険が適用されることを節に望みます.私にとっては貴重な経験でしたが,
みなさんが海外渡航の際には,歯の治療を済ませてから出発しましょう.

2010年7月6日火曜日

通信機器

自宅でのネットの確保,これはイタリアに来てからの最優先事項でした.
Skypeや動画など早さが要求されるものを利用するためには有線が必要です.
しかし,ADSLを契約するとなると1ヶ月はみないといけないよと言われたので,
モバイルキーと呼ばれるUSBをパソコンにさすタイプのものを購入しました.



有線ではないので,正直Skypeや動画を見ることはできないだろうなと思っていたのですが,
このモバイルキー,かなりできるヤツです.Skypeも遅延がなく,テレビ電話もバッチリ.
Youtubeもサクサク読み込んでくれて,イライラするような読み込みもほとんどありません.
本体価格は,simがついて49ユーロ.1ヶ月の使用料は使い放題でたったの10ユーロです.
モバイルキーなので,どこへも持ち出せて,好きなときにネットを楽しむことができます.



そして,同じショップで購入したのが,この携帯電話.
イタリアで頻繁に携帯を使うことがないので,一番安いNOKIAの35ユーロのものを選びました.
カメラも付いていませんが,何かあったときの緊急用にと購入したので,話せるだけで十分です.
日本と違って月額使用料もかからないので,使いたい分だけをチャージするだけでOKです.
そのチャージもネットで簡単にできました(イタリア語を解読するまでに時間はかかりましたが).
試しに日本からかけてもらったら,ちゃんと呼び出し音がなったので,使えるようです.

どちらもパスポートのみで契約できました.ただ,この日はショップ内にある
カード決済する機械が壊れていたので,またMatteoに借金をつくってしまいましたが(笑).

2010年7月4日日曜日

ガリバルディ通り

私の住居の目の前はガリバルディ通り(Via Garibaldi)という比較的大きい通りで,
お休みともなると結構人であふれかえっています.商業的な通りでブティックや
カフェなどおしゃれなお店が多いのが特徴でしょうか.



その通りを東へ数分歩くと,王宮のあるカステッロ広場にたどり着きます.
小さな噴水もあったりして,子どもたちに混じって大人も水浴びしたりしています.





カステッロ広場のすぐ近くには皆さんご存じのあのブランドが店舗を構えています.
そう「無印良品」です.包装が日本で売っているままなので,
すべてに日本語表記がついており,何の商品なのか一目瞭然です.
ですが,日本の価格もついたままなので,割高だなーとすぐにわかってしまいます.
日本だと700円のダストボックスが,イタリアでは15ユーロで売られていました.



ガリバルディ通りで一番行列ができているお店,それは「GROM」です.
日本にも新宿と原宿に支店があるそうですが,本店はトリノにあります.
休日ともなると老若男女問わず賑わっていますが,まだ私は未体験です.
甘いものはちょっとニガテなのですが,今度試しに一度食べてみたいと思います.
ちなみに素材にこだわりがあるそうで,着色料や合成添加物は一切使ってないそうです.

2010年7月2日金曜日

リストランテ

大学へはトラムで20分くらいかかりますが,たまにMatteoがバイクで迎えに来てくれます.
トリノはそれほど交通量が多くはないのですが,今日は道路の様子がいつもと違って,
ひどい渋滞に巻き込まれました.どうやら広場でフラッグを振るイベント(?)をやっているとかで,
ところどころ道路が封鎖されているようでした.街角の至るところに警官が立っていました.
途中,警官からヘルメットのベルトを締めろ!とおしかりを受けるも,
Matteoが彼は日本人だから勘弁してくれとイタリア語で言っていました(たぶん).
おかげで,いつもは10分程度でいけるところを今日は30分もかかりました.

お昼は大学近くのお店でケバブフォカッチャを食べました.
イタリア語を使って自分で注文してみたところ,ものが出てきたので,ちゃんと通じたみたいです.
ここのフォカッチャはとてもおいしいのでまた来ることにしようっと.
大学に戻ってから図書館の利用申請も行いました.
数日はかかるようなことをMatteoに言われたのですが,
ひとりで申請しに行ったら即日発行してくれました.通常ならあり得ないと言われましたが,
これは受入研究者の力か,それともマフィアの力なのでしょうか(笑).

Matteoが新居を見せてくれるというので,図々しくもあがらせていただきました.
ここで3月にお世話になった奥さんのLauraとも久しぶりの再会.
頬にキスをされるのはまったくもって照れくさく慣れないものです.
彼らの新居は驚くくらい広かったです.これは何かの美術館なのだろうか!!
コンサートを開けるくらいの天井の高さはありました.

夜,MatteoとLaura,そして彼らの友人であるMauroとSimoneと一緒に
トリノ郊外のリストランテに行きました.市街地から車で30分はいったところでしょうか.
庭がとてもきれいなお店で,花と芝の手入れがきちんと行き届いていました.
そんな庭先で私も一枚!両手に花です,はい(汗).



スパークリングワイン,前菜,メイン,どれをとってもおいしかったですが,
とりわけポルチーニのリゾットは絶品でした.







酔い冷ましとタバコ休憩(私は吸いませんが)に時折お庭へ...



そして最後にパンナコッタとコーヒー.コーヒーはもちろんエスプレッソ,
エスプレッソに砂糖を入れるヤツは負け犬だそうです(笑).



帰りに夜景の綺麗なスポットに案内してもらって帰宅.
研究者ではないイタリア人と初めてゆっくりお話ができて,とても楽しいひとときでした.

2010年6月29日火曜日

ワールドカップ

新居にはあらゆるものが備え付けられているのですが,
さすがに毛布やシーツ類はなかったので,
トリノの郊外にあるIKEAに連れてってもらいました.
日本にもIKEAがあるのは知っていたのですが,実際に来るのは初めてです.
とりあえず枕やシーツ,ハンガーなど当面必要そうなものだけ買ってきましたが,
住んでみなければさらに何が必要なのかわからないものです.
IKEAは中心街からだいぶ離れたところにあったので,またいずれ連れてきて欲しいものです.

実はMatteoも新居に引越中で,「先に家に帰って休む?」と言われたのですが,
せめてものお礼にと彼の引っ越しを手伝うことにしました.
トリノ2日目でイタリア人の引っ越しを手伝うとは思いませんでしたが,
棚や電子ピアノなど,結構大きいものを二人がかりで汗だくになって搬出しました.
「1週間ランチとディナーをごちそうしないとな」と言っていましたが,
これは彼のリップサービスでしょう.じゃないと,私は1ヶ月彼におごらないとなりません.



汗をかいたので冷たいものを飲もうと外に出たところで,
ふとワールドカップの日本戦がどうなっているのか気になりました.
近くのお店で聞いてもらうと,0-0で延長戦に入ったばかりだという話.
急いでサッカーが観られるBarに入って観戦.



周りのイタリア人のほとんど日本を応援してようでしたが,
どうやら私が日本人だとわかって肩を持ってくれた人たちが多かったようです.
ビールを飲みながらPK戦を見守ったのですが,おしくも惜敗.
うーん,異国の地で勝利に浸れたら楽しかったであろうに...

帰りに近くのスーパーで明日の朝食を買って,今日はとぼとぼと帰宅しました.
先ほど街中に20時の鐘が鳴ったのですが,トリノの街はまだまだ日が暮れません.
部屋ではイタリア人の家族が楽しげに食事する声が聞こえてきます.
この先は,もっと平々凡々な生活になるでしょうが,
こんな感じで日々の暮らしを綴っていければと思います.
1週間くらいかけて生活の基盤を作れたらと思っていますが,
とりあえず必要なのはイタリア語で買い物できるようになることです.