2011年5月16日月曜日

申請書説明会

日本学術振興会特別研究員を目指す学生を対象とした申請書説明会を開催しました.
このイベントは私が学生だった2年前から始めたので,今回で3回目となりました.

JAISTは大学院大学でありながら,学振特別研究員に申請する人がとても少ないです.
理由はいろいろあると思いますが,経験者の先輩がいないために「申請書の知」が
後輩へ継承されず,また創造もなされない土壌に問題があると個人的には考えています.

過去2度の開催を経て,徐々に皆さんの意識の高まりが感じられてきたので,
今回は具体的な申請書の例を示しながら,「めざせ学振研究員
-採用される申請書の書き方-」と題した講演をさせていただきました.



事前の申し込みの倍以上の人たちが集まってくださり,主催者として嬉しい限りでした.
私の他にも日高先生に「研究計画を書く前にしておくこと」と題した講演をしていただき,
こちらは参加者にとって目から鱗の話ばかりだったのではないでしょうか.



課題としては留学生対策が挙がりました.日本語を理解できない留学生も多くなっているので,
彼らのために今後は英語での講演や英語での資料配付ということが必要かもしれません.

次回のイベントは,実際の申請書を持ち寄って複数の教員がコメントする申請書検討会が
6月8日(水)に予定されています.贅沢な会ですので,こちらもふるってご参加ください.

2011年4月19日火曜日

さくら祭

研究科恒例の新入生歓迎会である「さくら祭」が大学近くにある
石川ハイテク交流センターにて18:00~20:00に開催されました.

私も7年前に同じく「さくら祭」でM1として入学を歓迎していただいた記憶があるので
とても歴史があり,今も昔も主催は学生の有志ということで心温まる会になっています.
新入生の参加費は無料!学生であっても1,000円と大変お安くなっています.
先生方からも多くのお酒の差し入れがありました(来年は私も何か差し入れなくては).



会のメインイベントであるビンゴゲームの景品は今年も豪華!鯉のスカジャンにはビックリ.



主催である学生団体ComInnovationは,会の様子をUSTREAMで生中継もしていました.
でも一体誰がこの様子を見るのでしょうか.今年修了したOBに需要があるのかな?



ビンゴゲーム最中の風景.皆さん,表示される数字に一喜一憂.
密かに目玉であるソファを狙っていたのですが,残念ながらビンゴには至らず.
ですが,新入生に多くの商品が当たっていたので,はずれても嬉しい限りでした.



大いに食べ,大いに飲んで,コースワークに忙しい新入生にとっては
レポートやグループワークを抱えながらも,つかの間の休息だったのかもしれません.
ゴールデンウィークが目の前ですが,気を緩めず頑張っていきましょう!!

2011年4月10日日曜日

キックオフ合宿

白山麓にある御前荘にて,研究科の新入生を対象としたキックオフ合宿が開催されました.
キックオフ合宿は今年度からスタートしたばかりで,新入生と教員が一堂に会して
各研究室の紹介や発想支援のセミナーを通じて親睦を深めようというイベントです.

他己紹介から始まり,お昼から夕食を経て21時まで教員による研究紹介が行われ,
私も7分間という限られた時間で,研究の簡単な概要と副テーマの説明をさせていただきました.



私がどんなことに興味を持っていて,副テーマでどんなことにチャレンジできそうか,
そんなことが少しでも新入生の皆さんに伝わってくれていたら嬉しいです.



夜は教員たちとの懇親会.私も何名かの新入生の方々とお話しをさせていただきました.
お酒も入っていたせいか,時間も足りなく,たくさん話すことができませんでしたが,
やる気のある元気な学生が多かったように感じました.これからの講義が楽しみです.

2011年3月12日土曜日

大地震

イタリアの友人であるMatteoからSkypeで今回の地震を心配する連絡をもらい,
ブラジルからは我々のガイドを担当してくれたClecianeから研究メンバの
安否を気遣うメールをもらいました.

世界各国で大地震による日本の被害が大々的に報じられているようです.
石川県では特に大きな被害もなく,無事である旨をふたりに伝えました.
国は違えど,人と人との結びつきの強さを感じさせられました.

追記:
その後,イタリアでの受入研究者だったTerna先生からも無事かどうか心配する
メールをいただきました.イタリアのメンバも心配してくれているようです.

2011年3月11日金曜日

パルマス銀行 後編

施設内部には銀行の他にも裁縫工場や研修施設,そして洗剤工場も併設されています.
地域の女性や若者向けのいろいろなプロジェクトもここより生み出されています.



工場で作られたものは,入口にあるショップで売られていました.
もちろん地域通貨での買い物もOKです.他にも民芸品などたくさん売られていました.



週に一度開催されている住民集会にも参加させてもらえました.
開催前に貨幣意識アンケートを全員に回答していただけました.
集会はダンスあり,歌あり,真面目な話もありと,日本のそれとはだいぶ異なるものでした.
エンターテイメントも入れることで集会の間口を大きくしているのでしょうね.



その際に地元新聞の取材も受けました.日本人の研究者がはるばる地球の裏側まで
やってきたことがめずらしかったのでしょう.翌日,写真入りで掲載されました.



州政府を訪れたときには,なんと州知事との面会もかないました.
このときの写真はパルマス銀行のブログのほうにアップしていただけたようです.
(州知事に会うのに半袖短パンは本当に申し訳なかったです)
http://institutopalmas.weebly.com/1/post/2011/02/arigatou.html

インタビュー後,州政府の職員のひとりが私のほうへ来て
Kobayashiという名字はサンパウロの日系人に多いんだよ,なんて話をしてくれました.
日本でも多いほうの名字ですからね,当然日系人にもたくさんいることでしょう.

あと,住民組織であるASMOCONPの30周年パーティにも偶然に遭遇し,
ブラジルのお祭り気分をちょっとだけ味わうことができました.



パルマス銀行近くの別の食堂でブラジル名物フェジョアーダも食べました.
フェジョアーダを食べたいと言ったら,作ってあげるから翌日また来なさいと言われ,
翌日にその食堂へ行ったら,きちんと約束を守ってくれて出されたのがコレです.



最後にパルメイラ地区の広場に書かれていた印象深い言葉を紹介します.
「神は世界をつくったが,パルメイラ地区は我々がつくった」

この地域に5日間滞在して,ここの人たちの想いを素直に表している言葉だと感じました.



これにてブラジル編をおしまいにします.
また何かイベントがありましたら更新することがあるかもしれません.

2011年3月10日木曜日

パルマス銀行 前編

本来ならばブラジル滞在中にブログを更新していこうと考えていたのですが,
連日朝から晩まで調査していたので,ブログを更新している余裕がありませんでした.
既に帰国して10日経っていますが,調査先のパルマス銀行を中心に2回にわけて
フォルタレザの郊外の様子や現地の人々との交流を振り返ってみたいと思います.



今回訪問したパルマス銀行は,フォルタレザのパルメイラ地区で流通している
地域通貨や地元住民へのマイクロクレジットを運営している小さな銀行です.
調査内容については,近いうちに報告書が刊行される予定です.
それまではウィキペディアのパルマス銀行のページなどで補完ください.

パルメイラ地区はかつてジャングルだった地域で,ところどころにヤシの木も見られます.
もともと沿岸部にあったスラム街の人たちをリゾート開発によって強制的にこの地域へ
移住させたところから歴史が始まります.なので,いまだにこの地域は貧困層がほとんどです.
車ではなく馬も貴重な輸送手段のままのようです.またがって走っている人も見かけました.



そのヤシの木がパルマス銀行のシンボルマークにもなっています.
ヤシの木があるということは,熱帯気候ということ.気温30度以上かつ雨季なので,
蒸し暑い日がずーっと続きました.もちろん半袖短パンでいたのですが,
そうしたら蚊にいたるところを刺される始末.デング熱も怖かったのですが,暑さには勝てず.



パルマス銀行のメインフロアには大きなチェ・ゲバラの写真が.
ゲバラTシャツ着ている人や,なかにはゲバラの格好を真似している人もいたので,
いまも南米の庶民のあいだではゲバラは絶大な人気を誇っているようです.



ランチは銀行の近くにある食堂でいただきました.銀行から出るときには
街中でカメラを出さないようにきつく言われました.やはり窃盗が多いようです.
ですが,街中を歩いていてもそれほど危険は感じませんでした.

ライスとパスタ,それにメインにソーセージをつけて6レアルくらいだったでしょうか.
1レアル=50円なので,安い食堂なら300円くらいでお腹いっぱい食べられます.



地元若者たちの演奏も聴かせていただきました.やはりこちらの音楽は騒がしくノリがいい.
カーニバルのシーズンなので,都市部に出張して演奏するための練習をしていたようです.



パルメイラス地区で2番目に大きなスーパーを訪問.
オーナーの自宅にもなっている屋上テラスからパルメイラス地区を望みます.
山になっているところは,かつてゴミの埋め立て地だったところだそうです.



ブラジルの主食はお肉.ご家庭には炭焼き用のストーブが設置されています.
若いうちは嬉しいですが,30歳も過ぎると肉ばかりはキツイですよね.
ですが,ブラジルでは老若男女問わず肉をたくさん食べてました.

2011年2月20日日曜日

シュハスコ

ホテルから徒歩数分のところにビーチがあるので,泳ぐのもありなのでしょうが,
残念ながら今の時期のブラジルはちょうど雨季.
スコールのような激しい雨が降ったりやんだりの繰り返しです.

試しにビーチを歩いてみたのですが,カメラを取り出すだけで
お金をせびる子どもが現れたり,大声の客引きがいたりしてちょっと怖い感じ.

それでも一歩ビーチを離れると,そんなことは一切なく,
危険な思いをせずに,わりと普通に街中を歩くことができます.



遅めのランチに選んだのが,ブラジル名物のシュハスコ
ホテルから徒歩で迷いながらSAL E BRASAというお店に行きました.
基本的に炭焼きの牛肉が食べ放題で,その他サラダやごはんものも充実しています.



ホテルでもらったお店のカードで,ウェルカムドリンクとしてジンライムがもらえました.



お店の中はこんな感じ.日曜とあって,14時を過ぎていても家族連れで賑わっていました.



串焼きの肉をウェイターがテーブルまで運んでくれて,その場で切り分けてくれます.
それぞれのウェイターが持ってくる肉の部位は違うので,好きなものを自分で選びます.



皿にある肉がなくなると,ウェイターが次から次へと肉を持ってきてしまうので,
もういらないときには,テーブルの上にこの赤い紙を出しておくと,拒否の意となります.



逆にこれを裏返すと,緑の紙になっていて,どんどん持ってこーいという意味になります.



というわけで,ひたすら肉を食らい続けました.
肉の味はローストビーフみたいで,とてもおいしかったです.



あまり聞かないブラジル産のワインも飲んでみました.こちらは普通って感じでした.



ご想像の通り,この日はもはや夕食を食べに行く元気もなく,
食べ疲れてホテルに戻ってすぐにベッドに横たわりましたとさ.