2010年7月13日火曜日

再会

3月にシチリアのパレルモで開催された国際会議に参加した後,
Matteoに会うためにパレルモからトリノへ飛行機で移動していたときのこと.
同じ飛行機にパレルモの国際会議で見かけた研究者が乗っており,
着陸後に日本語で「こんにちは」と話しかけられました.
会議中はまったく話さなかったのですが,挨拶程度にどちらの大学ですか?と聞くと,
トリノ大学の所属だという.びっくりして何学部ですか?と聞くと経済学部だという.
受入研究者のTerna先生を知っていますか?と聞くと,これまた知り合いだという.
しかもMatteoも知っており,彼とは友人だという.
慌てて名刺交換して電話番号も教えてもらって,彼とは空港でお別れしたのですが,
それから日本に帰国してからも彼とはまったく連絡も取っていませんした.



先日,Matteoが彼を私のオフィスに連れてきてくれ,感動の再会を果たすことができました.
Matteoが彼に私がトリノに滞在していることを連絡してくれたみたいです.
彼の名前はUgo,数学者でトリノ大学の准教授です.年齢は私より10歳くらい上でしょうか.
彼のオフィスにも遊びに行ったりして,どういうわけか私と馬が合うみたいです.
彼は日本人とも共同研究したことがあるみたいで,日本語を少し知っています.
たまに怪しい日本語を繰り出すのですが,それもご愛敬といったところでしょうか.
彼から論文をもらったのですが,難解な数式がいっぱいで私には手に負えませんでした.
ですが,どのようなことを理解しようとして研究しているか,
そういうところは互いに議論して理解し合えたらなと思っています.

彼が私を自宅へ招待してくれたので,近いうちにお呼ばれしてきます.
7月はアメリカとイギリスに行くそうなので,自宅に行くのは8月になりそうです.
ちょっとした偶然から友人ができるなんて,なんか素敵なことだと思いませんか?