2010年9月12日日曜日

リスボンに至る

ポルタスーザ駅から早朝7時のバスに乗ってミラノマルペンサ空港へ.
座席はほぼ満席.トリノからマルペンサ空港までは約2時間の移動です.
車内であろうがお構いなしに音楽を鳴らしている人がいて
寝ることはおろか,黙って座っているのも辛い状況.
周りの淑女たちも文句ひとつ言わないので,私もじっと堪えていました.

ミラノからリスボンまでは約3時間.機内食が出るとは知らず,
マルペンサ空港で朝マックをしてしまいましたが,
機内食のパスタもすべておいしくいただきました.

リスボン空港のすべての時計が1時間遅れていたので,
空港なのに時間を間違えててヒドイなと思ったら
イタリアとポルトガルには1時間の時差があったんですね.
ポルトガルは西ヨーロッパ標準時を採用しているみたいです.

ホテルの部屋はひとりなのにダブルベッドでかなりの広さ.
間違ってふたりで予約してしまったかと思うくらいでしたが,
請求金額はまったく間違っていませんでした.
ですが,水は小さなペットボトルで2.5ユーロと少々ぼったくり.

この日はスーパーに行って水や足りない生活用品を買い,
ついでに最寄りのMarques de Pombal駅で地下鉄のプリペイドカードを買いました.



リスボンの地下鉄は,この緑のカードに金額をチャージすることで乗ることができます.
カードは0.5ユーロで購入でき,5ユーロ以上チャージしたら若干のボーナスがつきます.
このカードは市内バス,市電,ケーブルカーにも使えたのでとても便利でした.



ちなみにここの駅名はポルトガルの政治家であるポンバル侯爵にちなんだもの.
地上にはライオンを引き連れたポンバル侯爵の銅像が建てられています.

買い物の後は,投稿予定の論文に関して橋本さんと議論.
投稿直前でしたが,論理の甘い箇所や図表に穴が見つかって夜まで修正していました.
そんなこんなで遅くなったのもあり,今夜はホテルすぐ横の中華レストランへ行くことに.





イタリアンばかりを食べていた私にとって,ひさびさのアジア系料理ということで,
チャーハンや麻婆豆腐,野菜炒めやエビ炒めが輝いてみえました.
特にリゾットではないお米を食べるのがひさしぶりだったので,モリモリ食べてしまいました.
お客さんがあまり入っていない店でしたが,とてもおいしく感じました.

1組だけいた中国系の若者たちは,食べ終わるとぞろぞろと個室に入ってカラオケを始めました.
お世辞にも上手とはいえない歌声でしたが,カラオケもできるリスボンの中華レストラン.
一風変わったリスボンの夜を送りたい方にお勧めのお店です(笑).