2010年11月24日水曜日

Borsa Italiana

ミラノにあるイタリア証券取引所でインタビュー調査をしてきました.
ここまでに至る道のりは紆余曲折あり,一時は実施不可能かと思われたのですが,
10日前に急遽インタビューできることになり,慌てて調査のための準備をしていました.

お互い英語はネイティブではないので,今回は現地の通訳の方をお願いしました.
そちらもいろいろあって,決まっていた通訳の方が直前にキャンセルになるなど,
胃が痛い日々が続いていたのですが,最終的にはとても良い方に巡り会うことができました.



イタリア証券取引所の外観,ドゥオーモから徒歩数分の金融街にあります.
乗り込む前に近くのカフェで作戦会議.用語や不明な箇所を通訳の方と確認しました.



エントランスの様子.東京証券取引所のそれとは違ってものすごく静か.



昔のトレーダーが使っていたという机.かつての立合所だったところも見せていただけました.

インタビューはルールに関与している3名の方に対応していただき,
私の聞きたかったほぼすべてのことに丁寧に答えていただけました.
ルールブックからでは伝わらない歴史的経緯や思想があったりして
直接伺わないと知ることができないことがたくさんありました.
なので,私の研究にとって非常に有意義なものとなったことは間違いありません.



私が持っていなかったルールに関する資料も後ですぐに送っていただけました.
不明な点があればいつでも遠慮なくメールくださいとのことで,
今後の繋がりも作ることができ,急ごしらえのわりに大変満足できる結果となりました.



おまけ:
ミラノからの帰りの車窓から.アルプスの山々が真っ白になっていました.
朝方は霜も降りていたので,いよいよ本格的な冬の到来といったところですね.