2010年8月8日日曜日

スイスの旅 ミラノ編

ウェブ中継でもお伝えした通り,山を求めてスイス旅行してきました.
ミラノからスイスに入り,ツェルマット,サンモリッツを経てティラーノ,
そして再びミラノへ戻ってきてトリノへ至るという3泊4日のプランです.

トリノのポルタノーヴァ駅からミラノ中央駅までは普通電車で約2時間.
運賃は1等車だと片道1,500円くらいで,2等車でも1,000円くらいのお値段です.
今回はイタリアでは1等車,スイスでは2等車で移動しました.



スイスの電車は事前に指定席を取っていたのですが,
イタリアの普通電車には指定席がなかったので,
比較的空いている1等車を取ることにしたのです.
というのも,夏場のこの時期の電車がとても混雑しているからです.



ミラノ中央駅は大きな駅で,駅の内装も凝った作りになっています.



駅横のホテルを予約していたので,荷物を預かってもらおうと行ったら
午前中にもかかわらずチェックインできました.しかもフロントには日本人女性.
おまけに札幌出身というすごく身近な方でした.
ですが,日本にはもう10年も帰ってないそうです.

さっそく地下鉄で移動しようと駅の自販機で切符を買おうとしたら,
英語で購入案内してくれる女性が!さすがミラノと思ったら,見事にやられました.
切符を買った釣り銭をチップとして勝手に持って行かれたのです.
1ユーロくらいだったので,大した被害ではないのですが,
平和なトリノの街に慣れすぎたせいか,親切そうな人に警戒心がなさ過ぎました.
ミラノで英語で近寄ってくる人には十分に注意が必要です.
(その後も観光地でいろいろと声をかけられました)

気を取り直してミラノのドゥオーモ.
真っ青な空に壮大な建物が実に映えます.



日曜日とあってちょうどミサの最中でした.
パイプオルガンの音と美しいステンドグラスが荘厳さを引き立てます.



ドゥオーモの屋上にはエレベータか階段で上ることができます.
私はもちろん階段を選択.ヨーロッパで同様の建物に上ったことが
ある方はわかると思いますが,階段はとても暗くて狭く,そして急.
息を切らして上った先がこれ!ミラノの街が一望できると共に,
天に伸びる135本の尖塔のひとつひとつを鑑賞することができます.





ドゥオーモのすぐ近くにあるヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア.
アーチ型のガラス天井の下の床にはモザイクが広がっています.
四辻にプラダやヴィトンの他に,マックが店舗を構えていたのには驚きました.





ランチにガッレリア近くのリストランテでピザ.イタリアのピザは日本のよりも安くておいしい.
勢い余ってお昼からビールを飲んでしまいました(笑).



スカラ座はちょうど改修工事のために博物館も見学できず.
内部を見たかったのですが,またの機会に行けたら今度はオペラを見てみたいです.

ロンバルディア派やヴェネツィア派の絵画を数多く収蔵しているブレラ絵画館では,
マンテーニャやジョヴァンニ・ベッリーニなど,印象的な作品がとても多くて圧倒されました.
ただ,これらの作品に混ぜて現代美術の作品も関係なく展示しているのは,
いかがなものかと思いましたが...

ミラノ公国の要塞であったスフォルツァ城.
城内には美術館の他に楽器コレクションや考古学博物館も併設されていました.
前は貨幣博物館もあったらしいのですが,市内の別の場所に移転してしまったようです.



本当はレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』がある
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にも行きたかったのですが,
観覧予約が取れなかったので今回は断念しました.
シーズンオフにチャレンジしてみたいのですが,
代理店を通すとビックリするぐらいの手数料を取られるようです.

日差しが強かったのもあって,今日はこの辺でダウン.
ホテルに戻って休んでいたら時刻は22時を過ぎていました.
この日は質素に駅前のマックで,日本では見たことがなかった
クリスピーマックベーコンのセットを購入.
明日のスイス行きを検討しつつ,おいしくいただいたのでした.