2010年10月9日土曜日

市庁舎+ドナウ川

ウィーン最終日.ホテルに荷物を預けてこの日もお昼まで市内を観光.



19世紀に建てられたネオゴシック様式のウィーンの新市庁舎.
高さ60mの4つの塔と98mの中央塔が目をひきます.



100年以上前に建築されたものに「新」はないだろうというのがわれわれの感覚ですが,
こちらでは1世紀前のものは,まだ新しいものという感覚なんですね.



新市庁舎からヴォティーフ教会を遠くに望む.



新市庁舎の前に建つのがイタリアンルネッサンス様式のブルク劇場.
マリア・テレジアが1741年に建てたものですが,
現在の建物は,戦災に遭い1955年に復興したものらしいです.



ギリシア古典様式の国会議事堂.正面に女神アテナ像の噴水.


ここで叔父はクリムトの画がみたいということで,レオポルト美術館へ.
母親はかつて城壁があったリンクという場所を走っている
市電に乗って一周したいということで,私もそちらに便乗することにしました.



かつては乗り継ぎなしでリンクを一周する市電があったそうですが,
数年前に廃止されたらしく,一周するためには乗り継ぎが必要です.
市電からはウィーンの主だった街の顔を眺めることができます.
行き損なったヨハン・シュトラウス像も市電の窓から眺めることができました.



一周したところでまだ時間があったので,私だけひとりで市電に乗ってドナウ川を観に行くことに.
でもこれが予想以上に時間がかかりました.ドナウ川はリンクから
ちょっとだけ離れているかと思いきや,意外と遠かったのです.
ドナウ川は難なく見ることができたのですが,そこから市街へ戻るのに結構時間がかかりました.



出費を覚悟で初めてDoCoMoの携帯を使って約束の時間より遅れる旨を連絡.
結果,リンクをグルグルと二周もすることになってしまいましたが,
オペラ座で待ち合わせて無事に会うことができました(写真はオペラ座前の通り).

夕方の便で再びウィーンからミラノへ逆戻り.実は明日から各々がバラバラの行動を
とることになっていたので,母親と叔父とはマルペンサ空港でお別れすることに.

母親と叔父は,本日はミラノで宿泊しますが,母親は翌日からスイスへ向かい,
叔父はミラノを観光してからジェノバへと向かうとのこと.私はひとりバスでトリノへ帰宅.
また3日後にふたりがトリノへ戻ってこられるかどうか不安でたまらなかったのですが,
旅の疲れからか翌日になっても目覚めることなく,ひたすら寝続けるのでありました.