2011年6月8日水曜日

申請書検討会

学生から事前に提出された学振研究員の申請書に対して複数の教員が
コメントおよびアドバイスを行う申請書検討会を開催しました.

このイベントは昨年度から始めたもので,開催の経緯は,申請書の書き方を教えても
学生が実際に上手く書けているかどうか見えてこなかったというのが理由です.
今年度の参加者は5名,昨年度が2名でしたので前年比2.5倍増となりました.



アドバイザーとして5名の教員に協力をお願いし,学生ひとりに対して専門領域が
近そうな教員とそうではない教員にアドバイザーとしてついていただきました.
これはタコツボ化を避けるためと,専門外の人にでもわかる申請書を書いてもらうためです.

アドバイザーは自分の経験に基づいてさまざまな指摘を行います.
基本的に学生の申請書がより良いものになるようにアドバイスを行っていますが,
これらは必ずしも他のアドバイザーからの指摘と一貫性のあるものではありません.
学生はこの点を理解した上で取捨選択し,自分の申請書を直さなくてはならないのです.
逆に混乱を招いているかもしれませんが,実はこれも知識科学的な営みなのかもしれません.

今回の説明会と検討会の参加者から学振研究員が生まれることを切に願っております.
また,本活動に対するご意見やご感想がありましたら,ぜひコメントに書き込んでください.
学内限定の学振情報サイトへの投稿もお待ちしております.よろしくお願いいたします.