2010年11月18日木曜日

コーヒーとタバコ

イタリア人はコーヒーが大好きです.ブレイクする度に必ずコーヒーを飲みに行きます.
こちらのコーヒーは基本エスプレッソなので,砂糖をドバッと入れて飲んでいる人が多いです.
あの苦みの効いたコーヒーをブラックで飲む人は...あまりというか,ほとんど見かけません.
ただ私は最初にブラックで飲むように躾けられたので,むしろ砂糖入りが苦手になりましたが.

コーヒーを飲んでいるこの時間が実に大切で,貴重な雑談タイムとなります.
日本でも喫煙室や休憩室で重要な会話がなされるように,イタリアでも同じことが行われます.
研究の話や今後の予定など,結構な部分がここで語られているような気がします.

そしてタバコを吸いに外に出て(驚くかもしれませんが,屋内に喫煙室がありません)
そこでもまた語らいが始まるのです.私はタバコを吸わないので加わりませんが.

私がイタリアに来たとき,Matteoもなかなかのスモーカーでした.
コーヒーを飲んだ後のタバコは最高だと言ってはばかりませんでした.

ところが,サルデーニャへ行く前のジェノバ港で,「なぜタバコを吸わないのか?」と聞かれ,
「私の家族でタバコを吸う人はひとりもいないし,体にも良くないから一度も吸ったことがない」
と言うとまったくその通りだ,僕もタバコをやめるよと急に言い出して,
そこからスパッとタバコを吸うのをやめてしまったのです.

この禁煙,まだ続いているようで,前のミーティングの際にもポスドクの女性にその話をしていて
タバコをやめられたのは私のおかげだと言っていました.やめろと言ったわけではないのですが,
彼にとっては良かったのかな?でもコーヒーは相変わらずnormaleの砂糖無しです.