2010年8月11日水曜日

スイスの旅 ベルニナ急行編

本日はサンモリッツからイタリアのティラーノを結ぶベルニナ急行の旅です.
乗車前にかなり時間があったので,それまでサンモリッツ湖畔を散策することに.

サンモリッツは平均322日も晴天の街と聞いていましたが,
歩いている途中でポツポツと雨が.ほとんど濡れることはありませんでしたが,
雨のサンモリッツを経験できたことは,ある意味ラッキーなことだったのかもしれません.



湖ではカヌーをする親子やウィンドサーフィンをする若者がいたりとリゾート感満載.
こんな素敵なところでカヌーを漕げたらさぞかし楽しいでしょうね.



ベルニナ急行は今年で100周年ということで,車体にもロゴが.



実は宿泊したホテルはサンモリッツ駅から目と鼻の先でした.



氷河急行では隣もおらず,ゆったりと座れたのですが,
この日のベルニナ急行は満席.私の隣にもスイス人のご夫婦が座っていました.

モルテラッチュ氷河.発車していきなり現れたので,ビックリしました.



ラーゴ・ビアンコ(イタリア語で白い湖).氷河から流れ出す水が,
周りの岩からさまざなな成分を削り出すために,このような白い色になるそうです.



アルプ・グリュム駅(2091m)から湖を挟んで対岸に見えるパリュ氷河.
雲が多くて見え隠れしていましたが,一瞬だけその姿を見ることができました.



ベルニナ急行の名物であるオープンループ橋.
高低差を克服するために360度回転しながら下っていきます.



ベルニナ急行は約2時間ほどでイタリアの街,ティラーノに到着.
ティラーノからはイタリアの鉄道に乗り換えて再びミラノへと向かいます.



ここでいつものように自動券売機で乗車券を購入しようとしたら,
自動券売機はおろか窓口が開いていない.困った,困ったと周りをウロウロしていたら,
近くのお店にFS Biglietteriaの看板が.FSはイタリアの鉄道で,Bigliettiは切符を意味します.
日本だと考えられませんが,イタリアだと普通にカフェやタバコ屋で切符を売っていたりします.
英語とイタリアを織り交ぜ無事に切符を買い,
ついでにそこでランチを済ませてからミラノ行きの普通電車に乗りました.

ミラノで乗り換えてトリノに着いたのが20時過ぎ.
トリノではこれまでに見たことのないくらいの大雨が降っていて,
構内では雨漏りや水たまりができ,人々は皆ずぶ濡れになっていました.

幸いにも折りたたみ傘を持っていたので,ずぶ濡れにはなりませんでしたが,
靴はぐしゃぐしゃに濡れて,地球の歩き方のスイス版もベシャベシャに(もう使わないかな).
そしてようやく自宅前までたどり着いて早くシャワーを浴びよう!と思ったときに
とんでもない事件が起こったのでした.それはまた次の投稿で.