2010年9月19日日曜日

マルペンサ空港にて

1週間のリスボン滞在を終えるべく,ひとりバスにてリスボン空港へ.
イタリアの搭乗検査はザルですが,リスボンはわりとしっかりしてました.
ゲートで何かが反応して,綿密なボディチェックと金属探査機にかけられました.

座席は事前チェックインで進行方向左の窓側を予約したおかげで
アルプスの山々がバッチリと見えました.欧州旅行の際には座席の位置,重要です.

夕方にマルペンサ空港に着き,トリノ行きのバスチケットをカウンターにて購入...
しようと思ったら,バスチケットは車内販売だと言われ,バス停で1時間の待ち時間.

その間,インド系の女性に私が座っていたベンチを譲れと強要されるなど,
辛い時間を送っていました.ようやくバスが来て,荷物を詰め込み,バスに乗ろうとすると,
チケットは車内販売ではない,空港のカウンターで買ってこいと言われて青ざめる.

何せ荷物は一番最初に詰め込んでいて,既に多くの荷物の下に埋もれているのです.
あたふたしていると,先ほどのインド系女性もチケットを持っていなかったらしく,
大慌てで空港ターミナルに戻っていくではありませんか.その後をダッシュで着いていくと,
女性はカウンターで列に並んでいる人を無視してトリノ行きのバスチケットをくれと叫んでいます.

ここ,最初にチケットを買おうとしたカウンターじゃないか.やはり私が間違っていなかったらしく,
先ほど対応してくれた女性とは別の女性がすぐにチケットを売ってくれていました.
私も背に腹は代えられないので,失礼ながら列を無視してチケットを無理やり購入.

先ほどのインド系女性の態度には少々イラッとさせられましたが,
彼女にイタリアでのたくましい生き方を教えてもらったような気がします.

そして人によって言うことがまったく異なるという現象に遭遇して,
イタリアに戻ってきたなという変な感慨にも浸れました.

おかげでバスには間に合いましたが,最後の最後で何か起こるのは
もうお約束みたいになってきて,むしろ楽しみにもなってきました.
来月もこのバスに乗る予定があるので,今度は何が起こるか乞うご期待(はぁ).