2011年6月28日火曜日

長岡市川口地区インタビュー調査

上越教育大学の吉田先生と共同で進めている新潟県長岡市川口地区における
地域通貨導入の研究のため,現地でインタビュー調査を行ってきました.

川口地区までは車で片道4時間かかります.前回は日帰りをしてヘトヘトになったので,
今回は木沢集落にある「朝霧の宿 やまぼうし」に宿泊することにしました.
ここは2004年に廃校となった木沢小学校の建物を利用して地元の人たちが
運営している手作りの宿です.お風呂やアメニティグッズはありませんが,
地元ならではの山菜料理がふんだんに振る舞われました.



もちろん体育館も現存しています.思わず懐かしい綱登りもやってしまいました.



壁は一面に集落での活動の様子がポスターとして張り出されていました.
木沢の人たちがこの集落の良さに自信と誇りを持っていることが伝わってきました.



自然も食事も良いですが,「やまぼうし」には人の心の温かさがありました.
レクリエーションや焼き物,そば打ちも体験できるそうなので,ぜひ利用してみてください.



一泊二食(大人ひとり)5,900円より
昼食のみ(5名以上・ひとり)1,000円より
住所:長岡市川口木沢467番地
電話:0258-89-2455

翌日の昼食は,「やまぼうし」と目と鼻の先にある「木沢里山食堂」でいただきました.



木沢産そば粉100%使用の自慢のそば.これで800円とは安すぎです.
四角いそばではなく,丸そばというのも珍しいです.毎週金・土・日のみ営業しています.



インタビュー調査のほうは,地域通貨の流通に深く関与するであろう人たちから
導入に関して前向きなコメントや具体的な流通のイメージを聞き出すことができました.
うまく進んでいけば1年や2年で終わるような仕事にはならないと感じましたので,
川口の活性化に寄与するようにじっくりと微力ながらお役に立ちたいと思っています.

2011年6月8日水曜日

申請書検討会

学生から事前に提出された学振研究員の申請書に対して複数の教員が
コメントおよびアドバイスを行う申請書検討会を開催しました.

このイベントは昨年度から始めたもので,開催の経緯は,申請書の書き方を教えても
学生が実際に上手く書けているかどうか見えてこなかったというのが理由です.
今年度の参加者は5名,昨年度が2名でしたので前年比2.5倍増となりました.



アドバイザーとして5名の教員に協力をお願いし,学生ひとりに対して専門領域が
近そうな教員とそうではない教員にアドバイザーとしてついていただきました.
これはタコツボ化を避けるためと,専門外の人にでもわかる申請書を書いてもらうためです.

アドバイザーは自分の経験に基づいてさまざまな指摘を行います.
基本的に学生の申請書がより良いものになるようにアドバイスを行っていますが,
これらは必ずしも他のアドバイザーからの指摘と一貫性のあるものではありません.
学生はこの点を理解した上で取捨選択し,自分の申請書を直さなくてはならないのです.
逆に混乱を招いているかもしれませんが,実はこれも知識科学的な営みなのかもしれません.

今回の説明会と検討会の参加者から学振研究員が生まれることを切に願っております.
また,本活動に対するご意見やご感想がありましたら,ぜひコメントに書き込んでください.
学内限定の学振情報サイトへの投稿もお待ちしております.よろしくお願いいたします.