2010年9月2日木曜日

セッション

Ugoから妻と友人とロックバントをするので遊びに来ませんかとのお誘いがありました.
ぜひ聴いてみたい!と返事をすると,あろうことか一緒に演奏しようとのこと.
しかしながら,私はボーカルはおろか,ギターもベースも弾いたことがないと言うと,
「大丈夫,ボタンを押すだけの簡単な演奏だから:D」
まさか!!!テレビゲームですか?

Ugoの自宅は大学のすぐ近くにあるのですが,地図を片手に右往左往.
携帯でナビゲートしてもらって,ようやくたどり着くことができました.

手土産にUgoが欲しがっていた日本語の本と和てぬぐいをプレゼント.
さっそく飾ってくれたので,日本から取り寄せたかいがありました.

この日は彼の友人のAlessandroも一緒で,またひとり友人ができました.
イタリア人は相手のことを知ってようが知るまいが関係なく,
友人を連れてくるので,こうやって知り合いがどんどん増えていきます.
人見知りだと結構つらいものがありそうですが...

夕食にピザを食べることになり,近くのピザ屋さんでテイクアウト.
Ugo曰く,このビザ屋はトリノでも1,2を争うナポリピザのお店だと.
確かに店内は20時で既に満席状態.モチッとしたリングがおいしそうです.



じゃーん,このサイズで7ユーロ.
日本でいかに高いピザを食べさせられているかを思い知ります.
お,お,おいしい.ミラノでも薄焼きのピザを食べましたが,
こっちのほうが食べ応えがあって私は好きかも...
Alessandroは耳だけを残して中だけを食べていましたが,
こういう食べ方は初めて見ました.



Alessandroは,私よりも年下だと思ったら,なんと33歳.
運転していても,よく警察に止められて免許証見せろと言われると嘆いていました.
私は「25歳か?」と言われましたが,どうも総じて日本よりも若く見られがちです.
彼らにとって東洋人の年齢を見分けるのは難しいのかもしれません.



Ugoと奥さんのMarianna,Ugo仕込みの日本語をたまに話してくれます.
MariannaもAlessandroも英語が上手.もっと私も鍛えなければ...

食事が終わって,「演奏しに行こう!」と身支度を調えて始めたので,
自宅でゲームをするのでは?と思っていたら,
Ugoの自宅近くの怪しい地下室へといざなわれました.



え,何ここ?まさか監禁でもされるのでは?「秘密の洞窟さ」と笑いながら言うUgo.



おー,そこは防音設備が整った地下室でした.近所に別で借りているようです.
ピアノから筋トレマシン,しかもホームシアターまで備わっている.Ugo,あなたは何者?



豪華地下室でプレイするゲームはXboxの「Guitar Hero」.大画面で何という贅沢でしょう.



ギターの形をしたコントローラを身につけ,セッション開始.
Rolling StonesやKISS,Bon Joviといった楽曲を
ボーカル,ギター,ベース,ドラムの4人に別れて演奏します.私はギターを担当.

音ゲーだったらまかせてください.すぐにコツを掴んで華麗なる(?)演奏を披露.
「Shigeto,あなたはモンスターですか」,Ugoも驚愕.
初めてゲームをやってきたことが役に立った瞬間です(笑).



ノリノリのMarianna,彼女もドラムが超絶上手い.
何曲くらい弾いたのでしょうか,Ugoも歌いまくって喉がガラガラのようでした.

0時過ぎまでお邪魔し,ピザをおみやげにもらって帰路につきました.
9月からは授業が始まるのもあって,彼はとても忙しくなると言っていましたが,
時間ができたらまた誘って欲しいと頼んでおきました(図々しい).
イタリア語も教えてくれると言っていたので,こちらも日本語を教えると共に
研究の話もできたらいいなと思っています.今夜は熱く,そして激しい夜でした.

P.S.8月2日の「サルデーニャ 後編」にビーチテニスの動画をアップしておきました.
サルデーニャのビーチの雰囲気が少しでも伝われば幸いです.