2010年10月8日金曜日

シュテファン大聖堂+美術史博物館

朝食にスパークリングワインが出されていたので,思わず飲んでしまい,ほろ酔いスタート.



まずはウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂から.
残念ながら正面は工事中で垂れ幕が下がっていましたが,横からの屋根の模様は見応えあり.




内部はゴシックだけではなくバロックの様式もあってなかなかのもの.



この説教壇は石造りとは思えないほどの精巧さ.

大聖堂には北と南に2つの塔があり,北塔はエレベータ付き,南塔は300段超の階段ということで
私はもちろん南塔を選択.最初からわかってはいましたが,
階段は例によって狭くてひたすらグルグル回るタイプ.
最後のほうは息切れして太ももが痛くなってしまいました.137mはだてじゃないです.



展望台からの眺め.手前に見えるのが聖ペーター教会.ウィーンで2番目に古い教会です.

さて,下りようかと思った矢先,事件が起こりました.お腹の辺りが何だか冷たい...
ん?濡れてる.よくよく見るとバックのところから水がしみ出している.
マズイ,さっき飲んだペットボトルのキャップをきっちりと閉めてなかった.
時すでに遅し,バックの中は軽く水がたまっていて入れていたものがベチャベチャ.

あー電子辞書が!はい,液晶の中に水が入ってしまったようで,使い物にならなくなりました.
ただでさえ縁の薄い関係だったのに,これで私と伊語の接点は完全に絶たれてしまいました.
3万円もしたのに半年も経たず,あろうことか教会でお亡くなりに...合掌.



軽くブルーになりながら,再び王宮方面に向かい,美術史博物館を見学.
ここは,ハプスブルク家が収集した美術工芸品を展示した美術館です.
写真撮影は許可されているので,いくつかの名品をご紹介.



ブリューゲル「雪中の狩人」.世界最大規模のブリューゲルコレクションが所蔵されています.



フェルメール「絵画芸術」.モデルを前に筆を執る画家を描くという珍しい構図になっています.



少しわかりにくいですが,吹き抜けの壁に描かれたクリムトの作品.
他にもルーベンスやラファエロの作品が所狭しと並べられていました.



館内には絵画を模写する人の姿もチラホラ.
写真撮影もそうですが,欧州の美術館は日本に比べて自由な空気が流れています.
それだけ美術館が日常生活の中に溶け込んでいるのでしょうかね.



世界第5位を誇るコインキャビネットもありました.ある意味すべて地域通貨.
貨幣の系統樹を表したパネルもありましたが,それは撮るのを忘れてしまいました.
モッタイナイ!

2 件のコメント:

  1. えー,貨幣の系統樹こそ撮らなきゃ!

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  2. いやー,まったくその通りです.シマッタ!

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